読書

紙の本はいらない派?必要派?読書スタイルで比較

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私たちの生活に欠かせない「本」。でも近年、電子書籍の普及により、紙の本はいらないという人が増えてきました。

一方で、紙の本でしか得られない読書体験を重視する人もいます。あなたの読書スタイルは、紙の本派?電子書籍派?それとも両方活用派?

この記事では、読書スタイルによって異なる本の扱い方について比較していきます。

結論から言うと、紙の本がいらないか必要かは、個人の読書スタイルや好みによって異なります。

電子書籍のメリットを重視する人は紙の本がいらないと感じる一方、紙の質感や没入感を大切にする人は、紙の本は必要不可欠だと考えるでしょう。

紙の本がいらないと感じる読書スタイル

もしこれから紹介する読書スタイルなら、紙の本にする必要はありません。

詳しく解説していくので、確認してみて下さい。

電子書籍派

電子書籍派の人は、スマホやタブレットで気軽に本を読むことを好みます。電子書籍なら、いつでもどこでも好きな本を読むことができ、持ち運びも便利です。

また、検索機能や目次から特定のページにジャンプできるなど、利便性の高さも電子書籍の魅力です。

ミニマリスト志向

ミニマリストの人は、モノを減らしてシンプルな生活を目指します。本も例外ではありません。紙の本は場所を取るため、部屋がすっきりしないと感じる人もいるでしょう。電子書籍なら、何冊でもデータとして保管できるため、ミニマリストにはぴったりです。

また、ミニマリストの中には、「手元に残さない」という考え方の人もいます。読み終わった本は手放すことで、新しい本との出会いを大切にするのです。この場合、紙の本はいらないと感じるかもしれません。

頻繁に引っ越しをする

転勤や進学などで引っ越しが多い人にとって、紙の本の扱いは悩みの種かもしれません。

引っ越しの度に本を運ぶのは大変ですし、新居に本を置くスペースがないこともあるでしょう。電子書籍なら、引っ越しの手間が省けて便利です。

スペースを取らない収納を好む

本をコレクションすることが好きな人でも、スペースを取らない収納を好む人は、電子書籍の方が向いているかもしれません。大量の本を保管するなら、電子書籍の方が圧倒的に場所を取りません。

また、電子書籍なら、本棚を購入する必要もないので、コストを抑えられます。

 

紙の本は必要だと考える読書スタイル

逆にこれから紹介する読書スタイルなら、紙の本が必要です。

詳しく見ていきましょう。

紙の質感を好む

紙の本が好きな人の多くは、紙の質感を好むと言います。紙のページをめくる感覚、インクの匂い、手に取った時の重みなど、五感を通して本を楽しむことができるのは、紙の本ならではの魅力です。電子書籍では、この質感を得ることはできません。

本棚に囲まれた空間が好き

自分だけの書斎や本棚に囲まれた空間が好きな人も、紙の本派が多いでしょう。愛読書が並ぶ本棚は、まるで知識の宝庫のよう。そんな空間で読書をすることは、特別な体験になります。電子書籍では、この空間を作ることはできません。

書き込みや付箋を活用する

読書の際、書き込みをしたり付箋を貼ったりする人は、紙の本の方が使いやすいと感じるかもしれません。紙の本なら、自由にメモを取ることができます。一方、電子書籍では、書き込み機能やブックマーク機能はありますが、紙の本ほど自由度は高くありません。

集中力が高まると感じる

紙の本を読むと、集中力が高まるという人もいます。電子書籍だと、通知が気になったりSNSを見てしまったりと、ついつい他のことに気を取られてしまうことがあります。でも、紙の本なら、そういった誘惑から解放されるので、物語世界に没頭しやすいのです。

 

紙の本はいらない派の主な理由

ではなぜ、紙の本がいらないと感じるのでしょうか。

その理由を解説していきます。

保管スペースを取るから

紙の本は、保管スペースを取るというデメリットがあります。特に、大量の本を所有している人にとって、本棚を置くスペースの確保は悩みの種かもしれません。

賃貸物件に住んでいる場合は、なおさら本の保管場所に困ることでしょう。

持ち運びが不便だから

通勤電車の中や旅行先で読書を楽しみたい人にとって、紙の本の持ち運びは不便に感じるかもしれません。大判の本や分厚い本は、カバンに入りきらないこともあるでしょう。

その点、電子書籍なら、端末一つでたくさんの本を持ち歩くことができます。

検索性や利便性が低いから

紙の本は、検索性や利便性の面で電子書籍に劣ります。調べたいことがある時、紙の本だと目次から探すか、ページをめくって探すしかありません。

でも、電子書籍なら、キーワード検索ですぐに目的の箇所を見つけられます。

古い情報が多いから

紙の本は、一度印刷されるとそのままの内容で残るため、古い情報が多いというデメリットがあります。

特に、技術書や参考書など、最新の情報が重要な分野の本は、電子書籍の方が適しているでしょう。

電子書籍なら、改訂版を出すことで常に最新の情報を提供できます。

 

紙の本が必要だと感じる主な理由

しかし、紙の本が必要だと感じる理由もあります。

1つずつ見ていきましょう。

没入感や読書体験が好きだから

紙の本を読むと、物語世界に没入しやすいと感じる人が多いようです。紙の本は、手に取って読むという行為自体が、日常から離れて別世界に入り込む体験になるのかもしれません。

電子書籍では、この没入感を得にくいと感じる人もいるでしょう。

目の疲れを感じにくいから

長時間の読書では、目の疲れが気になるもの。でも、紙の本なら、目の疲れを感じにくいと言われています。

電子書籍は、画面の明るさや反射によって目が疲れやすいというデメリットがあります。特に、寝る前の読書は、紙の本の方が適しているかもしれません。

所有欲が満たされるから

自分の好きな本を集めることに喜びを感じる人にとって、紙の本は特別な存在です。

本棚に並んだ愛蔵書を眺めることは、コレクターにとって至福のひとときでしょう。電子書籍では、この所有欲を満たすことは難しいと感じる人もいます。

装丁やデザインを楽しめるから

本の装丁やデザインを楽しむことは、紙の本ならではの醍醐味です。美しい表紙やカバー、凝ったデザインの本は、まるでアート作品のよう。電子書籍では、この装丁やデザインを楽しむことはできません。

紙の本だからこそ、手に取った時のワクワク感を味わえるのです。

 

読書スタイルに応じた紙の本の扱い方

紙の本の扱い方に悩んだら、

  • 電子書籍と変容する
  • 図書館や古書店を活用する
  • 人に譲る
  • 保管方法を工夫する

順番に解説していきますね。

電子書籍と併用する

紙の本派だけど電子書籍のメリットも活用したいという人は、両方を併用するのがおすすめです。自宅では紙の本、外出先では電子書籍を読むなど、シーンに応じて使い分けることができます。

また、雑誌や新刊は電子書籍、愛蔵書は紙の本というように、本の種類で使い分けるのも良いでしょう。

図書館や古書店を活用する

本が好きだけど、スペースの問題で紙の本を買うことをためらう人は、図書館や古書店を活用してみましょう。図書館なら、無料で本を借りることができます。

古書店なら、安価で本を購入できるだけでなく、掘り出し物に出会えるかもしれません。

人に譲るなど循環させる

読み終わった本は、人に譲るなどして循環させるのも一つの方法です。知人や家族に譲ったり、古書店に売ったり、図書館に寄贈したりすることで、本が有効活用されます。

また、ブックオフなどの古本チェーンを利用するのも良いでしょう。

保管方法を工夫する

本の保管方法を工夫することで、限られたスペースを有効活用できます。本棚の高さを天井まで伸ばしたり、階段状の本棚を設置したりするなど、部屋のデッドスペースを活用するのがおすすめです。

また、本の大きさに合わせて棚を調整したり、シリーズごとにまとめたりすることで、効率的に本を収納できます。

 

紙の本はいらないと思っても手放せない一冊

思い出が詰まった本

子供の頃に読んだ絵本や、親から譲り受けた本など、思い出が詰まった一冊は、紙の本でないと意味がないと感じる人もいるでしょう。その本を手に取った時の感触や匂いは、かけがえのない思い出を呼び起こしてくれます。

サイン本やプレゼントの本

作者のサインが入った本や、大切な人からのプレゼントの本は、特別な一冊です。電子書籍では、このような特別な本を持つことはできません。紙の本だからこそ、思い出とともに大切に保管することができるのです。

絶版や貴重な本

電子書籍では手に入らない、絶版や貴重な本も、紙の本の魅力の一つです。古書店で偶然見つけた一冊は、宝物のように感じるでしょう。そんな本は、電子書籍にはない価値があります。

愛着のある文庫本やコミック

何度も読み返した文庫本や、コレクションしているコミックスなど、愛着のある本は手放せないという人も多いのではないでしょうか。ページの折り目や、表紙の傷なども、その本との思い出の一部。電子書籍には、そんな愛着は湧きにくいかもしれません。

 

まとめ

紙の本がいらないか必要かは、人それぞれの読書スタイルや好みによって異なります。

大切なのは、自分に合った読書スタイルを見つけること。電子書籍の利便性を活かしつつ、紙の本の良さも大切にする。

そんな読書スタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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